伝えようとすることで…

絵本の読み聞かせをした時に、あ〜こういう事か、ってちょっと分かった気がした。

 

小学生の時に、先生に職員室に呼び出されて

 

国語の教科書を当てられた時に皆の前で読むことについて、

 

「何で棒読みしかできないんだ?もっと感情を込めて読めるようにしなさい」

 

と注意された。

 

私は何のこっちゃらか分からなかった。

 

自分では「ふつう」に読んでいるつもりだったから。

 

時はかなり経ち、

 

学童保育でアルバイトをする機会があった時に、図書館で絵本を借りてきて

 

読み聞かせ をした。

 

目の前の子供達に伝わってほしい、と自然と感情がこもり、子供達は目をキラキラ✨させて真剣に聴いてくれた。ネットやゲームなどの刺激が溢れる世界でも絵本の世界が子供達を魅了した。

 

読み聞かせが終わると子供達の間で絵本の取り合いが始まった。弁償しなくなるといけないので、私も必死に絵本を守るのだった(><)

絵本ってすごいな、素晴らしいな。紙の世界を大事にしようと思った。

 

最近も、絵本の読み聞かせをさせてもらえる機会があり、紙の世界に浸れて、その時間を分かち合うことができて幸せだった。

 

私は、たいていの場合大人よりも子供達に囲まれている時の方が心地いい。どうしてもこの社会は経済の上に成り立っているので、色んなことが「ビジネス」として作られていく。早く多くの数字を作れる事が良いとされる。たくさんの誤解や理不尽もある。

 

私はその海の中を泳ぐ方法を少しは覚えたかもしれないけど、未だに途中で息切れしてしまう事がある。私だってその大人かもしれないけど、子供達と一緒にいると、余計なものを身につけなくていい。

 

何か大切なものを子供達に伝えようとしているつもりで、いつも私の方がうんともらっている。

 

ラテを飲みながら、絵本のスローな世界を味わうのは至福。ここのところの暑さなどでバテていたので、やらなきゃいない事いっぱいなのに〜、と焦っていましたが、少しゆっくりしようと思いました。

 

皆様も忙しい中、お体お気をつけ下さいませ。